ポップいろいろ

 本屋さんに行くと、あちこちでいろいろなPOPを目にしますね。
 らんか社もささやかながらPOPを作成したりします。これは営業の手作りです。
 パソコンのソフトで文字や絵を配置して、びやーっと出力して、ぺんぺんと台紙に貼って、ちょきちょき切って……。作り手の不器用さは出来に直接反映されますね。「ああ、世界は残酷なんだ……」と肩を落としたくなります。

 さて、そんな不器用な私の最新作は『おとぞうさん』(マイケル・グレイニエツ/絵と文 ほそのあやこ/訳 本体1500円)のPOPです。

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 今回はマゼンダな枠にしてみました。
 しかし、実はこれ、ここで完成ではないのです。
 今回の秘密兵器はこれだ!!

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 『おとぞうさん』を読んだことある方はピンとくるでしょうか。そうです、あのシーンです。

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 あれ? 鼻が………

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 伸びたー!!!

 はい、以上です。
 この見開きの片側が開くのを再現してみました。そこが売りです。
 なお、読み聞かせのとき、ページをすぐにめくらずにゆっくりと紙の端を動かしながら伸びていく鼻を表現すると、子どもたちが「おおー!」となるそうです。(現場調べ)

 ついでに、今まで作ったPOPの一部を意味なく並べてみます。

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 あまり多くのお店には発送していない、らんか社POP。
 もしもこのPOPを店頭で見たことがある人はとてもラッキーなので、いいことがいっぱいあるでしょう、と占い師の真似ごとなど言ってみます。
 そんな、手作りPOP記でした。

11月のオススメ

 立冬に入り、これから本格的に寒くなっていくのでしょうか。
 寒いと身も心もぎゅっと縮こまってしまいます。
 そんなとき、心温まるお話を読みたくなりませんか?
 というわけで、今月は『ゆうかんなアイリーン』(ウィリアム・スタイグ/作 おがわえつこ/訳)をご紹介いたします。

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 アイリーンのお母さんは、お屋敷の奥様からドレスの仕立てを頼まれていました。
 それがとてもいい出来! なのに、お母さんは元気がありません。どうやら風邪のようです。これからドレスを届けなければいけないのに……。
 そこでアイリーンは言います――「私が届けてあげる」と。
 張り切って外に出た彼女の前に立ちはだかったのは猛吹雪。
 それでもアイリーンは懸命に進んでいきます。お母さんを思いながら……。

 思わず息を止めて見守ってしまう、アイリーンの姿。
 最後の場面では、ついホロリときてしまいます。
 母娘の愛に心が温まると、自然と寒さを忘れてリラックスした気分になります。

 現在は在庫僅少のため、増刷中です。
 新しく「らんか社」名義のものが、11月後半より流通する予定となっております。
 1989年に出版以来、冬の定番として愛されてきたロングセラー絵本、ぜひ一度チェックしてみてください。

 

神保町ブックフェスティバル終了♪

 11月2日~4日は神保町ブックフェスティバルでした。
 日程が一昨年・去年とは少し違うので、今年こそは全日晴天だろうと踏んでいたのですが、やはり2日と4日は雨との戦いになってしまいました。
 それでも、多くのお客さまがらんか社(セーラー出版)のワゴンを訪ねてくださり、とても嬉しかったです!

 今年のワゴンの様子はこんな感じでした~。

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 らんかちゃんもセットしました。

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 弊社は今年社名を変更したのですが、今回のブックフェスティバルではまだ知らなかったという方にもご案内できてよかったです!
 ご来場くださいましたみなさま、誠にありがとうございました。
 らんか社に変更してまだ4ヶ月……今後ともぜひよろしくお願いいたします。

いよいよ明日!

明日から三日間、神保町のすずらん通りを中心に、神保町ブックフェスティバルが開催されます!

らんか社では、お売りする絵本はもちろん、

看板や
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値札や
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ミニカタログや
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らんかちゃんカード
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などを準備してまいりました。

もうひとつ担当が個人的に用意したのは、

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らんかちゃん人形です!
カッターもまっすぐに使えない腕で、ちくちく縫いました。

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近くで見ると粗が際立ちますが、そこはご愛嬌ということでお願いいたします。
開催中は看板娘にします。衣装がボロボロになるまでは。

今回も、通常の流通には乗らないキズ本などを中心に販売いたします。
予報によれば、例年のように雨に降られる確率は高くないようなので、ぜひ都合のつく方は遊びにきてください!