1月のオススメ

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて、遅くなりましたが、1月のオススメ『かさの女王さま』(シリン・イム・ブリッジズ/作 ユ・テウン/絵 松井るり子/訳)をご紹介いたします。

169 かさの女王さま

タイの山あいにある、かさ作りを生業にした村。
そこでは、お正月になると、一番絵つけの上手な人「かさの女王さま」に選んで、かさ行列をします。
村の少女ヌットは、絵つけを教えてもらってすぐに才能を発揮します。
かさは商品なので、伝統的な花や蝶を描かなければなりません。
けれども、ヌットには、他に描きたいものがありました。

素直な少女と優しい大人が言葉を交わす場面を読むと、心がなごみます。
版画の絵からは温もりを感じます。

この作品は、らんか社ウェブサイトのコラムでも取り上げています。
こちらもぜひご覧ください!
http://www.rankasha.co.jp/review/c1309/index.html