11月のオススメ

 立冬に入り、これから本格的に寒くなっていくのでしょうか。
 寒いと身も心もぎゅっと縮こまってしまいます。
 そんなとき、心温まるお話を読みたくなりませんか?
 というわけで、今月は『ゆうかんなアイリーン』(ウィリアム・スタイグ/作 おがわえつこ/訳)をご紹介いたします。

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 アイリーンのお母さんは、お屋敷の奥様からドレスの仕立てを頼まれていました。
 それがとてもいい出来! なのに、お母さんは元気がありません。どうやら風邪のようです。これからドレスを届けなければいけないのに……。
 そこでアイリーンは言います――「私が届けてあげる」と。
 張り切って外に出た彼女の前に立ちはだかったのは猛吹雪。
 それでもアイリーンは懸命に進んでいきます。お母さんを思いながら……。

 思わず息を止めて見守ってしまう、アイリーンの姿。
 最後の場面では、ついホロリときてしまいます。
 母娘の愛に心が温まると、自然と寒さを忘れてリラックスした気分になります。

 現在は在庫僅少のため、増刷中です。
 新しく「らんか社」名義のものが、11月後半より流通する予定となっております。
 1989年に出版以来、冬の定番として愛されてきたロングセラー絵本、ぜひ一度チェックしてみてください。