12月になりました。
当社事務所の玄関ドアにも、写真のようなクリスマスリースを飾りました。
よくみかける赤と緑ではない渋い色合いで、当社では3、4年前からこれを飾っています。
今月事務所のBGMは、ウクレレアレンジのクリスマスソングのヘビーローテーションです。
電話工事のお知らせ
2014年10月24日朝~昼にかけて、当社電話工事のため、電話・FAX・Eメールが不通になる場合がございます。ご面倒をおかけいたしますが、ご了承のほどお願い申し上げます。
写っていました
フリーペーパー「おさんぽ神保町」No.18(2014.10.1)のP3に、去年の神保町ブックフェスティバルの俯瞰写真が載っています。よぉく見ると、右下のワゴンの中に「ピッツァぼうや」「毛皮ひめ」「かさの女王さま」が…。はっきりと見えるわけでありませんが、あらかじめ本の表紙を知っていれば、それとわかる写真です。
今年も本の得々市ワゴンセールに、去年と同じすずらん通りの真ん中あたりに出店します。皆様のお越しをお待ちしています。
今年は11月1日~3日の3日間。
神保町ブックフェスティバルの詳しい内容はこちらをごらんください。 http://jimbou.info/news/book_fes.html
3月のオススメ
だんだんと春になってきていますね。
3月のオススメは、『ライラはごきげんななめ』(アレクサンダー・スタッドラー/作 かつらあまね/訳)です。
ライラは朝から最悪な気分でした。
朝食のワッフルにはイチゴが1個しか乗っていないし、お気に入りの服は妹にメープルシロップをこぼされる。バレエの先生は、ライラがクラスで2番目に上手だって知っているのにそっけない。
バレエ教室をやめてやる前に先生を見返そうと、ライラはいつも以上に一生懸命踊ることにしました。
すると、不思議なことが起こります……。
ちょっとしたことの積み重ねで不機嫌になったという点は、ウィリアム・スタイグ作の『いやだいやだのスピンキー』に通じるところがあります。
習い事をやっている子どもたちにぜひ読んでもらいたい絵本です。
1月のオススメ
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、遅くなりましたが、1月のオススメ『かさの女王さま』(シリン・イム・ブリッジズ/作 ユ・テウン/絵 松井るり子/訳)をご紹介いたします。
タイの山あいにある、かさ作りを生業にした村。
そこでは、お正月になると、一番絵つけの上手な人「かさの女王さま」に選んで、かさ行列をします。
村の少女ヌットは、絵つけを教えてもらってすぐに才能を発揮します。
かさは商品なので、伝統的な花や蝶を描かなければなりません。
けれども、ヌットには、他に描きたいものがありました。
素直な少女と優しい大人が言葉を交わす場面を読むと、心がなごみます。
版画の絵からは温もりを感じます。
この作品は、らんか社ウェブサイトのコラムでも取り上げています。
こちらもぜひご覧ください!
http://www.rankasha.co.jp/review/c1309/index.html
ポップいろいろ
本屋さんに行くと、あちこちでいろいろなPOPを目にしますね。
らんか社もささやかながらPOPを作成したりします。これは営業の手作りです。
パソコンのソフトで文字や絵を配置して、びやーっと出力して、ぺんぺんと台紙に貼って、ちょきちょき切って……。作り手の不器用さは出来に直接反映されますね。「ああ、世界は残酷なんだ……」と肩を落としたくなります。
さて、そんな不器用な私の最新作は『おとぞうさん』(マイケル・グレイニエツ/絵と文 ほそのあやこ/訳 本体1500円)のPOPです。
今回はマゼンダな枠にしてみました。
しかし、実はこれ、ここで完成ではないのです。
今回の秘密兵器はこれだ!!
『おとぞうさん』を読んだことある方はピンとくるでしょうか。そうです、あのシーンです。
あれ? 鼻が………
伸びたー!!!
はい、以上です。
この見開きの片側が開くのを再現してみました。そこが売りです。
なお、読み聞かせのとき、ページをすぐにめくらずにゆっくりと紙の端を動かしながら伸びていく鼻を表現すると、子どもたちが「おおー!」となるそうです。(現場調べ)
ついでに、今まで作ったPOPの一部を意味なく並べてみます。
あまり多くのお店には発送していない、らんか社POP。
もしもこのPOPを店頭で見たことがある人はとてもラッキーなので、いいことがいっぱいあるでしょう、と占い師の真似ごとなど言ってみます。
そんな、手作りPOP記でした。
11月のオススメ
立冬に入り、これから本格的に寒くなっていくのでしょうか。
寒いと身も心もぎゅっと縮こまってしまいます。
そんなとき、心温まるお話を読みたくなりませんか?
というわけで、今月は『ゆうかんなアイリーン』(ウィリアム・スタイグ/作 おがわえつこ/訳)をご紹介いたします。
アイリーンのお母さんは、お屋敷の奥様からドレスの仕立てを頼まれていました。
それがとてもいい出来! なのに、お母さんは元気がありません。どうやら風邪のようです。これからドレスを届けなければいけないのに……。
そこでアイリーンは言います――「私が届けてあげる」と。
張り切って外に出た彼女の前に立ちはだかったのは猛吹雪。
それでもアイリーンは懸命に進んでいきます。お母さんを思いながら……。
思わず息を止めて見守ってしまう、アイリーンの姿。
最後の場面では、ついホロリときてしまいます。
母娘の愛に心が温まると、自然と寒さを忘れてリラックスした気分になります。
現在は在庫僅少のため、増刷中です。
新しく「らんか社」名義のものが、11月後半より流通する予定となっております。
1989年に出版以来、冬の定番として愛されてきたロングセラー絵本、ぜひ一度チェックしてみてください。