セーラー出版は2013年7月1日をもちまして、社名を「らんか社」に変更しました。

  • 30秒でできる気晴らし、3分でできる気晴らし

    かさの女王さま

    シリン・イム・ブリッジズ/作
    ユ・テウン/絵
    松井るり子/訳

    27×26cm 33P
    定価1,650円(本体1,500円)


    ストライプ
    たいへん! しまもようになっちゃった

    デヴィッド・シャノン/文と絵
    清水奈緒子/訳

    28×24cm 32P 定価1,650円(本体1,500円)


    ほんの短い時間の“散歩” ---約15分。
    もしくは必要最低限の、卵や牛乳を買い物 ---約30分。
    その帰り、横断歩道を目の前にして立ち止まります。
    振り返った位置に自動販売機があります。
    押しボタン式の信号が、青になるのを待つ少しの間、
    待たなければなりません。

    もうすぐ家に着くので、ここで飲み物を買うことはまずないのですが
    子供と一緒の時は、”もしも買うならば、どれが良いか”
    ”その理由”をついつい話題にするようになりました。
    --制限時間は約30秒。

    例えば、

    ・梅の炭酸のジュース 理由;今日は暑くて汗をかいたから。
                 クエン酸、いいな。
    ・ミルクティー 理由;おやつがまだだから、とても甘いものが飲みたい。
                 歯にしみそう。
    ・ホットココア” 理由:夕方だから、温まるものがいい。
                 濃いやつね。

    定期的に観察を続けていると、
    季節に合わせて、顔ぶれも変わることもわかりました。
    新商品があれば、果たして人気が出るかどうか、
    売れないとしたら、代わりにどんな飲み物を入れたら良いか、
    観察者としての立場から、偉そうにコメントをします。
    互いに批判はせず、意見を交換して終わりです。
    気持ちが少し軽くなって、家のドアを開けることができます。

    狭い空間で、話し相手が限られていると、
    ”その話、前に聞いたから” つい同じ話をして指摘されたり、
    ”うん、わかってるから!” 先回りした結果、反対に怒られたり、
    ”後で聞くからね” こちらが後回しにしてしまったり、
    いろんな理由で黙ってしまう状態が続きます。

    学校での朝の読み聞かせが中止のお知らせがきたあと、
    そのまま長期休暇となってしまった小学校。
    しばらくは、学校での読み聞かせは延期となるでしょう。
    小学生が持ち帰った宿題の中に、”音読”がありました。
    カードに日付、音読する題名、聞いた人がサインする欄があります。
    普段はお題は空欄になっていて、
    今学習している箇所が宿題になることが多いのですが、
    今回渡された用紙には、
    何日に、どの教科書の、どのページを読むかということが、
    あらかじめに表に書かれていました。

    いろんな教科の、いろんな箇所が課題になっていて、
    集中力の続く程度の限られた自習時間で、
    どこを読んで欲しいかを厳選した
    先生の思いが数行にぎゅっと詰まっているようでした。
    宿題なので、目の前にいる誰かに聞いてもらい、サインしてもらうのが前提です。
    もちろん、周りに誰もおらず、
    自分一人で読まなければならない状況もあるので、
    自分でサインしてもOKだそうです。
    親に聞かせてくれることもありますし、
    ペットや兄弟に聞かせることも。
    こちらに気遣って一人ですませてしまうこともあります。
    ---約3分。
    コツコツと続けることは面倒ですが、
    声を出すうちに、気持ちが軽くなるようです。

    ”短い時間で言いたいことを言いきるとすっきりする”
    ”短い時間で声を出すとすっきりする”
    ”リズムがあると、もっと楽しい”

    息抜きするのが難しい日々ですが、
    深呼吸して、声を出して
    自分のために、絵本を読んでみませんか?
    3分あれば、少しだけ気持ちが軽くなると思います。

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